【内定率アップ】最終面接前にやるべき準備3選

| Text: Shiraishi Kento

 最終面接は、主に社長や経営陣の方が面接官となり、最後の見極めをされる場所です。一次、二次面接とは異なり、よりオーナーに近い方との面接になりますので、面接におけるポイントが多少変わってきます。最終面接までは進むが、内定が出ない方もいらっしゃいますが、その主な要因と最終面接とは何を目的としているか。目的から逆算した対策案を本記事ではご紹介いたします。

最終面接の意味、目的とは?

 書類審査や一次、二次面接では人事や現場の方がスキルや素質などを中心にM&Aの仕事に向いている方か、一緒に働きたい方かどうかを基準に見極め、選考が行われます。一方、最終面接ではスキルや素質はもちろんのこと、入社意欲や言葉では表現できない所作の部分などを含め、評価されることが多いです。

 最終面接では、経営陣が面接官を務める事が一般的です。M&Aコンサルタントの仕事は経営者をクライアントにするため、経営者とお会いした時にどのような立ち振る舞いをされているかなど発した言葉以外の部分も評価基準になります。

 また、佇まいは清潔感があり、信頼できそうな方であるか。経営者自身がM&Aをする場合、任せたいと思えるか方であるか。様々な視点から一生雇用したいと思える方かどうか、複合的な条件から最終的な決断をされる場所が最終面接です。

 中途採用における最終面接の通過率は50%といわれております。スキルや素養は最終面接までに見極められることが多いです。つまり、最終面接において最も重要視される点は、言葉では表現できない「所作」や、「覚悟」の部分が見られます。難しい仕事にも諦めず取り組み結果を出すことができるか、内定を出した後に入社をしてくれるのか。特に、M&A仲介業界において重要な部分を見るために経営陣がお会いされております。

それでは、最終面接前の事前準備として何をやっておくべきかを次の章でご紹介します。

やっておくべき準備

①最終面接前に出た懸念点の払拭と逆質問の準備

②面接官の情報収集

③最終意思表示の準備

①最終面接前に出た懸念点の払拭と逆質問の準備

 最終面接官は採用決定権を持つ社長や経営陣なので、一次面接や二次面接のフィードバックで出てきた懸念点を確認し、払拭できるよう準備しましょう。

「転職理由」

「M&A業界である理由」

「なぜ〇〇社なのか」

例えば、「当社に応募する理由に違和感がある」「M&A業界でなければいけない理由が明確でない」などのフィードバックがあった場合、改めて企業研究を行い、徹底的に業界や各企業を調べる必要があります。また、調べきった後に、自分の人生を逆算し、M&A業界でなければいけない理由をもう一度整理する必要があるでしょう。

 内定を獲得するため、入社後ギャップなく働くためにも面接でのフィードバックから懸念点を解消できるようにしましょう。

②面接官の情報収集

 最終面接官は社長や経営陣であることが多いため、ネットで情報収集できることもあります。また、経営者によっては書籍を出されていることもあるため、一読しどのような考えをお持ちの経営者であるか調べたうえで面接に臨みましょう。

 面接は、営業と似ており、相手を知ったうえで自分を売り込むことが大切です。まずは相手を知るために情報収集を行い、相手に合わせた提案(自分の売り込み)を行うと良いでしょう。

 入社意欲を表現するためでもありますが、相手のことや企業のことを調べ、会話ができる人材はM&Aのコンサルタントとして必要な素養です。最低限のレベルに達していないと思われないよう必ずネットやSNS、書籍は調べてからお会いするようにしましょう。

③最終意思表示の準備

 最終面接では、その場で「内定が出す」場合もあります。あるいは、第一志望を聞かれることはかなりの確率であります。回答次第では内定が出ることもあるため、内定が出た場合の回答を事前に準備しておきましょう。

 最終面接中に、第一志望に関する質問があり、挙動不審な反応をしたことが理由で内定が出なかったこともあります。想定されうることは事前に準備し、回答できるようにしておきましょう。

 

まとめ

 最終面接は、企業としても最後の決断をする場面です。大きな決断であるため採用の決定権をもつ社長または役員が担当します。

 通過率は決して低くありませんが、一次、二次の面接とは異なる対策や準備も必要になります。特に、本記事でご紹介させていただいた3つについては、必ず事前に準備をしていただきたいと思います。内定を勝ち取り、M&A業界でご活躍をされる未来を応援しております。

〈監修〉 株式会社M&A Enabler 代表取締役 白石健人 同志社大学理工学部卒業後、三菱UFJ信託銀行に入社。その後、2018年M&A仲介事業を行う株式会社fundbookに参画。M&Aアドバイザーとして、上場・未上場、セルサイド、バイサイド共に幅広い業種において数十件のM&Aの成約を支援。 2023年に株式会社M&A Enablerを創業し、代表取締役に就任。

転職をお考えの方はM&A Enablerのコンサルタントにご相談を

M&A EnablerはM&A業界出身者が設立したM&A周辺領域で事業を展開する企業です。
転職支援サービスにおいてM&A仲介業界に強みを持ちながら、M&A関連業界専門の求人を取り扱っております。業界出身者かつ業界での周辺事業を行いながら転職支援をしている国内初の企業です。周辺領域で事業展開をしているからこそ保有している求人も多数あり、一般的な人材エージェントとは異なる視点で各社のご紹介もさせていただいております。また、求人企業および候補者の担当は同じコンサルタントが行うため、ミスマッチングを防ぎ、圧倒的な内定率の高さを誇ります。M&A業界にご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。

資料ダウンロードはこちら

M&A Boost

M&A業界に転職したい方に向けて現場のリアルな最新情報をお届けしております!

ご質問・ご相談についてはお気軽にお問い合わせください

お問い合わせはこちら