テーマ:「履歴書作成において注意すべきポイント3選」
転職活動で必ず必要になる履歴書。何が重要なポイントかあまりピンときていない方も多いはずです。履歴書は応募者のプロフィールを確認する身元証明書であり、経歴や自己PR、志望動機など記載されている内容以外にも評価対象になるポイントがいくつかあります。その中でもM&A仲介業界において重要視されるポイントを「3つ」厳選してご紹介をします。
履歴書作成は〇〇が大切
「面接官や採用担当者の気持ちになって作成することが大切」
M&Aの仕事において相手の気持ちを考え、配慮ある行動が取れる人物か、最大限お客様のために仕事をできる人材かどうかは重要なポイントです。
書類1つにしてもM&A仲介の人事や面接官は、少々の違和感すら見逃しません。
そのため、M&Aコンサルタントを目指すマインドセットとして相手の気持ちになり、何事にも取り組む姿勢は素養として必要になる部分なのです。
注意すべき3つのポイント
誤字脱字の有無、正しい言葉遣い
M&Aアドバイザーの仕事は緻密で数字や文字を使った表現に誤りがあることは言語道断。数字が1桁変わるだけで何億円もの金額が動くこともあれば、お客様への伝え方で誤った表現をして最終段階で交渉決裂なんてこともあり得ます。
また、お客様は経営者や上場会社の経営陣などビジネスレベルの高い方々になるため、正しい言葉遣いや教養、所作を大切にされ、信頼に値する人物か見極められることになります。そのため、M&Aアドバイザーとして活躍するためには、不注意で起こってしまう誤字脱字があることは以ての外、正しい言葉を使った文章で履歴書を作成する必要があります。
見やすさ(フォントの統一、改行)
マインドセットの「面接官や採用担当者の気持ちになって作成することが大切」にリンクしますが、履歴書は見やすいように作成する必要があります。よくあるパターンとして、フォントサイズが統一されていない、改行をうまく使えておらず見づらい文章になっていることがあげられます。M&Aアドバイザーが作成する資料は、フォントサイズはもちろんのこと、配色やフォント、余白などを統一する必要があります。当然ですが、契約書においてはアルファベットや数字の半角、全角を統一する事も一般的です。そのため、フォントサイズや種類、全角、半角が統一されていないと違和感を感じ、書類選考で見送りになるケースもありますので、丁寧に1つ1つ確認しながら、またはWord機能を活用しながら、見やすい履歴書を作成していくことをお勧めします。
写真
M&A業界では、過去の実績やスキル以外にも重要視されているポイントとして、「外見」があげられます。決してオシャレをしたり、男前や美人である必要はありませんが、お客様から仕事を託していただける方かどうかの第一印象は大切です。特に、清潔感や誠実さ、信頼できる方かどうかを写真で見極める事もあります。そのため、履歴書の写真は、かしこまった暗い写真よりも、口角を少し上げたくらいの明るい写真を選ぶと良いでしょう。
まとめ
最後に要点をおさらいします。
✔︎ 履歴書には見えないところで評価をされるポイントがある
✔︎ 採用担当者の気持ちになって作成をする
✔︎ 誤字脱字は言語道断
✔︎ フォントサイズや種類の統一、違和感のない履歴書
✔︎ 明るい雰囲気の写真を選択
最後までご覧いただき、ありがとうございます。
〈監修〉 株式会社M&A Enabler 代表取締役 白石健人 同志社大学理工学部卒業後、三菱UFJ信託銀行に入社。その後、2018年M&A仲介事業を行う株式会社fundbookに参画。 M&Aアドバイザーとして、上場・未上場、セルサイド、バイサイド共に幅広い業種において数十件のM&Aの成約を支援。 2023年に株式会社M&A Enablerを創業し、代表取締役に就任。