この記事を読めばM&A仲介業界で年収2,000万円を超える方法がわかります。正直、1年目から年収2,000万円を超えることは難しく、運の要素が強いです。今回ご紹介する方法は、3年以内に2,000万円を超える方法 […]
テレアポ1日100件
1年目にやるべき事は「新規開拓」。これが最重要K P Iになる。なぜなら2年後、3年後1年目に開拓したお客様が会社を売却や買収されるクライアントに変わっていくためです。1年目にどれだけお客様をつくることができるかが、2~3年後、4〜5年後にご飯を食べていけるか、余裕のある働き方ができるかが決まってきます。
ディール(基本合意以降のエグゼキューションと呼ばれるフェーズ)が始まるとディール対応に追われ、新規の顧客開拓がなかなかしづらくなるので、1年目に行っておくことが大切になります。
M&A仲介の仕事はどれだけ良い循環に入れるかがコンサルタントとしても重要なので、業界に参入してきて1年目は最も辛いですが、大事な時期です。このしんどい時期を乗り越えると金銭的なメリットを享受でき、お客様からも感謝されるようになり、仕事が面白くなってくるでしょう。
コアタイムは顧客折衝のみ(ディール進行中以外)
コアタイムのイメージは9時から18時です。もちろん、既存のお客様で嫌がられなければ、夜遅くまで顧客折衝をしていても良いと思います。しかし、新規のお客様と連絡が取れる時間は基本的にコアタイムになると思いますので、この時間内に効率よく行動できるかが重要になります。
M&A仲介の仕事は、お客様とコミュニケーションを取ることが仕事の中心なので、商談でもWebでの打ち合わせでも電話でも良いので、お客様と話している時間を多めにとることをお勧めします。相手によってはメールでも良いと思いますが、顧客とコミュニケーションをとる時間に隔てましょう。
正直、コアタイムに顧客折衝していなくても怒られたり誰かにやらされる業界ではありません。しっかり稼いだり、オーナーのためにバリューを出したいと思って参入してくる方が多いので、特に1年目はできる限り行動することに重点をおいた方が良いでしょう。行動しながら覚えたことは忘れないので、結果成長速度も早くなります。
優秀で頼れる先輩とお客さんのところに行く
結局は誰と一緒に仕事をするか、誰の下で働くのかがこの業界でも大切になります。M&Aのアドバイザリー業務はまだまだ属人的な部分が多く、優秀な方とディールを共にすると勝手にディールがまとまっていきます。最初のうちは、優秀なアドバイザーについていき、どのように論点を洗い出し整理しまとめているのか、また商談前の打ち合わせでどのようなストーリーを描き準備をし、商談に挑まれているのか思考回路を理解し学ぶことで急激に成長できる部分も多いです。実際、現場に入ってリアルな交渉の現場を肌で感じることが成長速度を高め、最も成長できる方法になるのです。
どんな方と一緒に仕事をすべきか
性格が合うか合わないかが最も重要ですが、他には10件程度はM&Aの成約経験のある方と働くことが良いかと思います。また、ご本人の性格にもよりますが、自分よりも年齢が少し上くらいの方が活躍されている会社だと数年後の自分がイメージできて、働きやすいでしょう。
まとめ
M&A仲介に入って1年目にやるべきこと3選
1つ目は、テレアポ1日100件
2つ目は、コアタイムは顧客折衝に集中
3つ目は、優秀で先輩と一緒にお客さんのところへ行く
〈監修〉 株式会社M&A Enabler 代表取締役 白石健人 同志社大学理工学部卒業後、三菱UFJ信託銀行に入社。 その後、2018年M&A仲介事業を行う株式会社fundbookに参画。 M&Aアドバイザーとして、上場・未上場、セルサイド、バイサイド共に幅広い業種において数十件のM&Aの成約を支援。 2023年に株式会社M&A Enablerを創業し、代表取締役に就任。