この記事を読めば、「M&A業界のコンサルタントはどんな人が向いていて、どんな人が向いていないのか」がわかります。と言いたいところですが、正直、誰が成功するかはわかりません、、、笑
業界未経験の場合は尚更、やってみないとわからないところがあります。なぜなら、変数の多い仕事であり、複合的に様々な素養が必要なためです。一方、向いていない方には一定の共通事項がありますので、向いていない人からご紹介を行い、代表の白石が独断と偏見を持って向いている人の特徴をご紹介させていただきます。以下解説動画のリンクを掲載します。
解説動画:https://www.youtube.com/watch?v=T_CBWp0JA3Q
M&A業界に向いていない人の特徴3選
❶無駄にプライドが高い人
自信があり経営者に信用されるかもしれないが、M&Aは様々な事を学ばないといけない、また実力主義の世界なので年齢に関係なく成果を出している方が評価をされる会社が多いです。年下上司から教わることや自分よりM&A経験の浅い方からも学ぶ姿勢がないと成長しません。そのため、無駄なプライドを持っていると成長速度が遅くなり、馴染めず活躍されない傾向にあります。
また、プライドの高さによってお客様の前で知らないことを適当に話し、条件調整を行うことで取り返しのつかないことが起こる可能性もあります。M&Aにおいてその場しのぎの適当な対応は後々命取りになりかねません。
❷ライフワークバランスを重視しすぎる
経営者と共に仕事をするため「経営者と同じような働き方をできる人」でないと向かない。慣れてくれば、コントロールできることも増えて働きやすくなるが、はじめのうちにライフワークバランスを重視したい方には向かない仕事。
❸人に頼れない人
M&Aは一人でできない仕事であり、まわりの方に助けてもらうことも多い。特に、ディール規模が大きくなるほど、専門家である弁護士や会計士、上司や業界に詳しいコンサルタントに教えてもらいながらディールを勧めることが多いです。そのため、人に頼れない方はあまり向かいない傾向にあり、人に頼れる力や関係をつくることが大切です。
M&A業界に向いている人の特徴3選
❶V8エンジンを積んでいて、エネルギーの源泉を言語化できる
活動できるキャパシティ、要はビジネス体力があり、どのような状況下でエネルギーが湧くのかを自分自身のことを把握している人のことです。 例えば、「お金を稼ぎたい」といった抽象的な言葉よりも「子供が海外の大学に進学したいといったときに支援をしてあげられるくらいの収入を得たい」、「学生時代スポーツの世界で負けたライバルたちよりも稼ぎたい」など具体的に言語化している方の方がしんどい時に努力できる理由があるので、活躍される方が多いです。
❷社内の評判が良い
M&A業界に向いていない方の特徴に出てきた「人を頼れない」の逆説的な意味もありますが、人を頼るときに社内の評判が良いことは大切です。評判の良い方は、困った時に相談しやすい環境にあると言えます。まわりの方から助けてもらえる人は、成長スピードも早く、早期に成功体験を積むことができるでしょう。
また、上司だけでなく部下や後輩から慕われている方は、100戦練磨の経営者にお会いした時に信用される傾向があります。社内の評判は決して上司からだけではなく、部下や後輩、他部署や事務の方など社内全体の評判と捉えると良いでしょう。
❸緻密さとストーリー性を持って取り組める
仮説力や計画性、リスク管理能力の高さがM&Aにおいては重要であり、緻密に計算しながらもストーリーのあるディールしんこうが必要になります。一手、二手先を読んで仮説をたて準備をする必要があります。そのため、M&Aのディール進行、すなわちエグゼキューションの局面においては様々なストーリーを描けるかどうかが重要になってきます。
まとめ
M&A業界に向かない人向いている人は以下のような傾向があります。いずれもマインド次第では、変えることができるものなので、M&A業界に参入するのであれば「強い覚悟」と「マインドセット」を持って挑戦することをお勧めします!
〈M&A業界に向かない人3選〉
❶無駄にプライドが高い人
❷ライフワークバランスを重視しすぎる
❸人に頼れない人
〈M&A業界に向いている人3選〉
❶V8エンジンを積んでいて、エネルギーの源泉を言語化できる
❷社内の評判が良い
❸緻密さとストーリー性を持って取り組める
M&A業界に向かない人3選に該当しないのであれば、ぜひチャレンジをして頂きたいと思います!
〈監修〉 株式会社M&A Enabler 代表取締役 白石健人 同志社大学理工学部卒業後、三菱UFJ信託銀行に入社。その後、2018年M&A仲介事業を行う株式会社fundbookに参画。M&Aアドバイザーとして、上場・未上場、セルサイド、バイサイド共に幅広い業種において数十件のM&Aの成約を支援。 2023年に株式会社M&A Enablerを創業し、代表取締役に就任。