M&Aアドバイザーのネクストキャリア

| Text: Shiraishi Kento

 この記事はM&A仲介のネクストキャリアについてご紹介をしております。人生設計からキャリア形成される方も多く、将来的なキャリアの選択肢から直近のキャリアを選択される方も多いと思います。実際、M&A仲介のアドバイザーとして活躍するとどのようなキャリアが期待できるのか。事実、M&A仲介のアドバイザーとして活躍できれば様々な業種業界からヘッドハンティングのオファーも期待できますので、具体的な実例をもとにご紹介をさせていただきます。動画も以下リンクからご覧いただけますので、是非ご視聴ください。

解説動画:https://www.youtube.com/watch?v=NA2YyGBJghw&list=PL0hM2PxOB6O1R0H5NssrSA765njqINg6O&index=6&t=6s

M&A関連

①買手企業(事業会社、ファンド、個人)に入る

②ディール規模の大きい会社に入る

①M&A 関連 買手企業(事業会社、ファンド、個人)に入る

・事業会社のM&A担当

売上数兆円規模の国内超大手企業よりも売上200~300億円、大きくても1,000億円程度でキャッシュリッチな中小企業(オーナー企業)に入る場合が多いです。理由は、報酬部分と仲介とは異なるやりがいを求め、また仲介だけでなく自分でM&Aをして、会社の成長に深く携わりたいと考える人たちが増えるためです。

また、ディールをお客様と進めていく中で、ヘッドハンティングされることもあり、担当しているお客様の会社に転職されやすい傾向があります。

・PEファンド

事業会社のM&A担当同様、超大型ファンドよりも中堅中小企業を投資先にしている中堅ファンドに転職する方が多く、もともとお客様であった会社から引っ張られて転職されることが多いです。いずれもM&A仲介のお客様になり得るような会社に転職される方が多いです。

(個人で買収)

※最近はアドバイザー個人で会社をM&Aをし、中小企業の経営をされているケースも出てきております。

②M&A関連 ディール規模の大きい会社に入る

・FAS (Financial Advisor Service )

ワンランク大きい規模の案件に携わりたい。M&Aのより専門的な知識を身につける環境に身を置きたい。ファンドへの転職をしたい。

以上のような思考を持つ方はFASに転職される方が多い傾向にあります。

異業種

①コンサルティングファーム

 ②事業会社の営業職

③事業会社の経営企画

コンサルティングファームや事業会社の営業職に転職される方はM&A仲介業界でバリバリ稼いでいる方よりも、比較的若く、改めてキャリア形成をしたい方が多い。

①コンサルティングファーム

一から経営の勉強をしたい、ノウハウを身につけたい方が多い。また、全く異なる業種だがM&A仲介に入る方とマインドセットが近いため、もう一度キャリア形成したい若手(20代くらいの方)がポテンシャル採用で入ることがあります。

②事業会社の営業職

M&A仲介は各業界のトップセールスが入ってきて凌ぎを削るような業界なので、M&A仲介で営業をしていればどこでも活躍できる人が多い。実際、M&A仲介の仕事は個人(社長)、法人向けに新規・既存営業も行うため、様々な営業を網羅していると言えるでしょう。

また、投資やPLの感覚も身についているので、モノやサービスを販売する時に相手へ刺さる提案をしやすく、どのような商材でも販売できる方が多い。結果、活躍できる方が多く、他社からのオファーも増えます。

③事業会社の経営企画

M&A仲介で培ったビジネススキルを生かし、経営全般に関与するような仕事です。事業計画の策定から金融機関対応、KPIの設定など未来を見据えた戦略を経営陣とともに立てることができるため、経営企画のポジションで事業会社に転職される方もおります。

最も多い転職先

最も多いネクストキャリアは、「同業」。理由は、これだけやりがいがあり、報酬の良い仕事はあまりなく、辞める理由がないためです。最近はM&A仲介のベンチャー企業も多く出てきているので、大手からベンチャーで良いポジションに転職する方もいれば、中堅規模の会社から大手に行く方も出てきております。

その他のネクストキャリア

M&A仲介業務であれば原価もかからず、PCと携帯さえあれば起業ができます。また、ある程度報酬もいただける仕事なので稼いだ資本をもとに事業を立ち上げることもできるため、起業をする方も多いです。更に、多くの会社を見てきているので事業アイディアも思いつきやすく、M&A仲介とは異なる領域でビジネスを立ち上げ成功する方も増加傾向にあります。

最後に

M&A仲介のネクストキャリアまとめ

事業会社のM&A担当

PEファンド

コンサルティングファーム

事業会社の営業

事業会社の経営企画

同業(M&A仲介)でのキャリアアップ

起業

〈監修〉 株式会社M&A Enabler 代表取締役 白石健人 同志社大学理工学部卒業後、三菱UFJ信託銀行に入社。その後、2018年M&A仲介事業を行う株式会社fundbookに参画。 M&Aアドバイザーとして、上場・未上場、セルサイド、バイサイド共に幅広い業種において数十件のM&Aの成約を支援。 2023年に株式会社M&A Enablerを創業し、代表取締役に就任。

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